頭8分目ぐらいで考えてます

出稼ぎのために人間に化けてる狐だと思って、社会で暮らしてます。

新しい町が好きになれない

 

月日は流れ、私も大人になり籍を入れました。

もうすぐ半年ぐらいになるのかしら。

家を出てからしばらくは経ったけど、

新しい門出とともに歩み始めたこの町が好きになれない。

 

家から出てすぐの道から

歩道がとても狭い。

田舎出身なので、車ありきの生活には慣れてはいるが

歩道が狭くて、町を大して歩いたことがない。

車から眺める街並みに、愛着を持てない。

 

春になり、通り過ぎる軒先の木々たちも色づき始めたが

脇見運転をするわけもいかず、モザイク模様の鮮やかさが目の端を通り過ぎていく。

毎日毎日見送っているうちに、若葉になってしまった。

 

愛することは、よく知るということだとは思うけど

そもそも、知ろうという好奇心を持つことがハイカロリー過ぎて

週末までもたない。

 

ただ、まだ馴染めない町のコンビニに車を留めてふと正面から捉えられた桜の花は綺麗に思えて

また来年も綺麗だなと気付ける自分でありたいと思った。

 

あっという間の毎日に、

桜が景色を一掃してくれるおかげで、ふと立ち止まれる。

 

立ち止まった時に、

過ぎ去った一年とかいつか見た桜の風景とかを思い返してしまうから春は切なくなるのかな。

 

来年になった時には、この町とこの生活を愛おしく思っていたい。

 

あー毎日しんどい。(クソ文句失礼)

生活を営む奴隷

生きることは、食べること。

食べることは。生きること。

 

そう思いながら、日々の料理を作るようになりました。

 

比較的苦じゃない。

予算を組んで食材を買って一週間を目安に消費する。

食べきれなかった、使えなかったものは冷凍して、いつかの貯蓄へ。

あーだ、こーだ、脳みそで組み立てながら、週末に予定どおり冷蔵庫がきれいになるとそれなりの爽快感ではある。

 

料理は、無から有を生み出す。ほぼ作品作りだ。

そして評価者がいるゆえ、それなりに食べての指向を反映しないとつまらない。

 

一人暮らしだったらどれだけ楽か。と思うがそれが張り合いにもなってはいるので五分五分。

 

 

365日作品作り。一週間を通しての作品作り。

わたしの作品は「週末の綺麗な冷蔵庫。それに至るまでの過程。」と思っている。

 

苦ではない。それなりに楽しみを見出している。

日々のご飯を考えることで無駄なことを考えることが少なくなって生きるのは楽になった気がする。

 

食べることは、生きること。

 

その時間と引き換えに、24時間のなかの何時間を失ってしまった気がする。

何をしていたっけ。何をしたかったけ。

こうやって、生活を紡ぐことで自己が失われていくのかな。

 

 

昔、フロイトたちが哲学をしていたころ。

彼らが哲学に勤しみ、民のことを考え、政治を生み出し、社会のことを思う時間があったのは、奴隷がいたからだ。

奴隷たちが、哲学者たち上流階級の生活を支えていたからこそ、哲学や社会や大きな視点でものごとを考える余裕があったのだ。

 

わたしは今、日々の生活のことで精いっぱいだ。

毎日は進む。あっという間に、迷うことなく進んでいく。

 

こんなにも歯車がきしまずに進むのか。

生活の一転しか見ずに歯車を漕いでいるから、前に進んでいるのか後ろに進んでいるのかはたまたそこにとどまって穴を掘っているのかは分からない。

 

今、自分がどこにいるのかもどこにいきたいのかもわからないけど、与えられたペダルをこぐ。そうしないと進まない。

生活を営む奴隷のようだ。

終わらない。終わらない毎日。

 

 

このペダルを漕がなくても、誰かに咎められるわけではないんだけど。

なんとなく、一度握ったペダルが離せないんだ。性格だね。

 

苦ではない、それなりに楽しみを見出している。

 

 

おとこのこおんなのこ

ステイホーム

 

ステイホームです。

わたしは圧倒的にステイホームしております。

 

朝食後、料理アプリをダウンロード。

身長体重入力フォームがあったので入力したら

BMI値をだされ、朝から「肥満」と言われたので

拗ねて昼寝をしました。

 

仕事退職の希望が受理されまして、4/30付けで退職となりました。

ただいま無保険です。

いろいろ考えたんですけど、働かないとどうにもならないなーとなりまして、5月いっぱいには仕事決まりたいな~って思ってます。

 

「仕事をしていない自分」に対して、圧倒的に自信がない。

精神状態が非常に悪い。

 

常日頃「女らしさ」とか「男らしさ」の言葉に中指をたてながら生きている自分は、

自分にたいしても「女らしさ」を求めない祈りは、

自分自身に「男らしさ」を望む呪いになっていました。

 

自分自身で生活をするうちに家事労働は頭のどこかで「女らしさ」と思ってしまう。

私は女だからやってる、ではなく、気づいたからやるって意識をしている。

同居人が全く家事を気付いてくれないと、働いていない自分が申し訳なくなってしまい

「働いてくれるからな」と思って、ぐっとこらえて不満な顔をしてすごす。

悔しいから貯金から生活費は自分でいれてるから土俵は平等なのに、家事労働のバトンを相手に渡せない。

のびのびと暮らしてる相手が腹立たしい。

 

働くことを「男らしさ」と思ってしまってるんだろう。

家事労働は「女らしさ」と思ってしまってるんだろう。

自分に対して平等であるためにも、「女らしさ」「男らしさ」の両方をこなせる自分でありたい。と強く願うたびに、「私らしさ」がどこか行っちゃったな。と、さみしくなる。

 

 

なんでここで踏ん張ってるんだろ。

逃げます。

転職・転居をしたとつらつら書いておりましたが、まさかのコロナの中心地です。

 

わたしは社会人として、最低なことをしましたので懺悔します。

仕事から逃げました。

 

言い訳でしかないけど、ここで書いても仕方ないけど、とりあえずダサいんで書きますね。

 

入職して間もなくコロナがひろがり、

非常時でバタバタしていて職場に相談できる相手ができないまま仕事だけが積算していって、

夜寝る前と起きた後にわけもわからずボロボロ涙を流してて

 

これはわたしがコロナにかかるか、

メンタルやられるか、

再燃するかどれかだかなって思って。

 

外来行くたびに免疫ダダ下がりしていくし、

グロブリン補充してもさがりっぱなしだし、

職場はコロナコロナしてるし。

 

単純に、再燃ならいいよ治療があるから。(いやだけどね)

コロナはやばいって。治療がないんでしょ?この実家から離れてる状況でなったらどうするのよ。

かかりつけの医大車で1時間30分だよ!?かかりつけ以外かかりたくないよ。主治医がいないとこなんて無理!

 

 

 

無理無理!ってところ、仕事がひと段落してプツンと糸が切れちゃって

電話で「やめたいです」って言って今です。

 

荷物とか全然置きっぱなし。

社会人としてサイテーーーーーー。

 

でも、家族だったり友達だったりが、私の体のことを最優先で考えてくれていて

この選択を呆れずに、褒めてくれたりもしてくれるから、こういう人のために元気に過ごしたいなと思いました。

 

でも、社会人として最悪だな…。ってうじうじしてるとなかなか朝が起きれません。

 

父は酔っぱらうとわけわからないことをよく言うんだけど

「生き抜かなきゃしょうがないんだよ!」って言ってくれたことが、背中を押してくれました。

うん、生きよ。

 

 

「やめる」って言ってから、わけもわからず涙を流すことはなくなりました。

こころは元気になってる気がします。

私はコロナにおこってます

 

転職から1か月たちまして。

地域の病院中病院から、小さ目な専門病院というちょっと特殊な病院に移りました。

同じMSWなのに全く違う仕事なのかな?ってぐらい慣れないことがたくさんあります。

生きるのに精いっぱいで、「これでよかったのか?」と毎日釈然としない顔をしながら車のハンドルを握って帰ります。

最近は、神田白山のラジオをクラウドで聴きながら帰宅しています。

まだ気の許せる人がいないから、人の悪口を言うこともできないからストレスのはけ口が無いのだが、神田白山の悪口聞くと心がスカッとするね!

言葉遣いも汚くないし粋だし!

 

突然ですが私の転職して、

「聞いてないよ?!」ベスト3発表でーす!!

 

 

聞いてないよ!? 第三位

『制服が事務服』

前職場はMSWは白衣だったのですが、現職場は事務服。

職場見学のときにコメディカルはスクラブって雰囲気だったので、転職初日に白のくるぶし靴下で出勤したら貸与されたのがまさかのマーメードスカートにベストとブラウス。

 

 

ズボンだと思ってたさ、だから処理も甘かったさ。

初日に変な汗かいたよ、とても。

(制服もらったお姉さんに勘違いしていたことを話してハイソックス貸してもらった)

 

いままで着ていた白衣のパワーのすごさと、事務服に無力感を感じます。

「制服は所属を表す」とはいうけど、「事務のねえちゃん」と思われると進まないこともあるし、「事務ではない」と言いたいプライドもあるけどそれを患者さんに説明する意味はないし。

職場としても、「事務のねえちゃん」ぐらいにしか思われていない気がする。

専門職のプライドというか、誇りというか、育てることで良い仕事ができる大切ななにかが失われてしまいそうです。

この時期はタイツでいいけど、靴下励行な時期になったらパンツ丸出しで仕事してそうで怖いな。

パンツ丸出しにしてたらスクラブになれるかな…。

 

コメディカルでスクラブじゃないのはMSWだけで、上の者は事務と大差ないとおもっていそうです。算定上置かれてる感強め。はらたつ。

あと、コメディカルを今時「パラメディカル」って呼ぶのもはらたつ。

 

聞いてないよ!?第二位

『MSWの院内ヒエラルキー最下層』

事務部には、事務だと思われ。そして、医事課のみなさんには苦情対応係・未収金をどうにかするひとと思われ、病棟にはただの退院させ係だと思われ。

職場によってこんなに立場が変わるとは思わなかったよ…。

前の職場は30年くらいやってる地域の病院で上司が20年選手だったから、みんなに頼られててMSWの地位が確立されていたんだけど

今の職場は3年ぐらいの若い病院で、MSWがあまり定着しないらしく、残るMSWも施設あがりのMSW1年目のひとだから「MSWってなにか」が病院として曖昧なんだと思う。

ひえー!悔しい!!

MSWの知名度の低さと、仕事の曖昧さは、こういう場合にすごくもどかしくなるね。

といっても、自分でさえも「MSWの仕事って何?」って言われたら、端的に答えられないしもごもごしちゃうよ。

そんなカッコイイ仕事じゃないんだけど、専門性のある仕事なんだよ?

 

 

聞いてないよ!?第一位

新型コロナウイルス

2月から新職場なんですけど、なんでこんな時期に転職した?

なんでわざわざこんな時期に流行るんだ、コロナ?

ただでさえなれない職場なのに、日本全土を巻き込むイレギュラーをぶち込んでくるんだ神羅万象

面会禁止になって家族ピリつくし、市役所の調査とか施設の調査とかやたらスケジュールたてると病棟に嫌な顔されるし、マスク忘れたひとに「買ってきて~」なんて言っても買えないし、

は!?!?

なんなん、コロナ。なんなん???

なんで私の門出を祝ってくれないの?コロナ??

 

こういう時に免疫下がると、コロナになっちゃうからね。

米をたくさん食べてたくさん寝ることとしています。

 

 

新しい環境だったり、職場だったりで、

友達とあったり、息抜きでお出かけしたいのに、そうもいかないこのごろ。

 

なんなん、コロナ。まじで。

まじないわー。空気読めないすぎー。

 

川の流れのように

 

人生とは、川のようなものだ。

 

 

ありがちな書き出しだな。大風呂敷広げすぎ感あるけど、大したことはないです。

キッチンペーパーぐらいの気持ちで読み進めてください。

 

四半世紀を生きてみて、義務教育課程を一緒に過ごしていたはずの級友たちと人生レースを何馬身差かをつけられてる現在。

 

10年来の友達たちも、同じあたりを走っております。

誰かが転べば肩を貸しに行き、

誰かが先を行けば、転ばないかを心配しつつ見守りながら、転んだ時のカットバンを用意したり

たいてい誰かが転んでいます。

 

「同じ穴の狢。」まさにこれ。

 

 

 

人生が川だとするならば、

私たちは泳ぐ能力も、馬力もある。

ただ、馬力がありすぎて、リキみすぎて常に溺れかけている。

いつまででたっても泳ぐコツも掴めないし、それでも「周りなんて見るもんか!」と意地を張って、川の水を飲みすぎておなか一杯になっている。

最近はコツをつかむ気があるのかすら微妙。常に溺れかけているから、ネタがベタになってて、ちょっと笑いながら溺れている。

 

 

 

力を抜くだけで、プカプカと浮くようにして進めるのに。

進む距離は、浮くように進んだほうが早いこともあるのにそういう人を見ると「ラクしやがって!」と妬んで、たまに陸に上がったときにそれを酒に飲んでガソリンにする。

 

どうしても、己の力で進みたくてもがいています。

不器用。

 

 

 

まだそんな自分たちの不器用さがかわいいと思うし、彼女たちをいとおしく思うのもそういうところ。

年下で、同じような生き方している子をみると「苦労するだろうな」と生暖かい目でみちゃうし

年上で、溺れかけている諸先輩を見ると、独特な泳法で身に着けただろう背筋にグッときます。

 

 

起用に生きたいわけでもないし、この生き方も楽しいとも思うんです。

最近は、浮きをつかんで休憩をすることを覚えました。これは大きな成長です。

 

 

進めばいいんだよ、進めば。

わたしは丁寧には暮らせない

3年務めた病院を退職しまして、2月よりNew職場で働くこととなりまして。

 

ついに、満を持して、実家をでました!

新しい生活をつくるのは大変!!

 

根っからの末っ子の箱入り娘なので、

いままでの人生は「ぜんぶ私がきめる!!」と息をまいて突っ走って参りましたが

生活を組み立てるって、自分の興味のないことまで全部自分で決めなきゃいけないから本当に大変。

全部の選択肢を精査するなんてムリムリ!

「決める」が人生の醍醐味だと思っていたけど、「決める」ことがこんなに苦しいなんて。知らなかったよ、わたし。

電力自由化なんて勘弁してくれ。人生ある程度「決まったレール」って必要です。

電力会社は不動産屋に言われるがままに決めました。

 

 

世帯主初心者なので「損してないかな?」「正しい選択かな?」といちいち気にしながら、毎日生きています。

 

 

「あらお買い得!」と思って買った湖池屋スコーン74円が、

違うスーパーで68円で売ってて、落ち込んでるもん。

落ち込むな、私!きりがないぞ私!

お前は全くもって完ぺきではないぞ!安心しろ!

 

そして私は、お金の計算が苦手だぞ!苦手分野だからな!安心して失敗しろ!

 

 

料理は楽しいけど、皿がない。

皿ってなかなか割れないから、最初はこだわって買いたい気がするんだけど

「こだわる」のが面倒くさい。決めるのが面倒。

エプロンが欲しいけど、買いにいいくのが面倒。

あれもこれもしなきゃ!っていう性格のせいか、ひとりだとむしろ全然休まらない。

 

 

丁寧な暮らしなんて目指そうとしたら、私はきっと頭が爆発してしまいます。

「ま、こんなもんか~」精神で、プカプカと漂うようにこなしていきたいです。

 

 

家燃やさない限り、落ち込まないでいいぞ私。

家を切り盛りするって大変だね。

 

 

生活をするために働くのに、生活のほうが面倒な気がしてならない。

ただただ「生活する」って孤独な作業だから、こんなにも億劫なのかな。

働くって、人と交わるから楽しいし気もまぎれるし。目標があるから楽しいのか。

あと、お金ももらえるし。

 

お金の計算が苦手すぎて、お金を使うのが下手なところがある。

「お金を楽しく使う」もこれからの目標にしたい!

 

 

「生活は踊る」って名前、すごいな。素晴らしいな。(TBSラジオリスナー)

いまのところ、踊るように生活はできませんが何分初心者ですから。許してやってください。ケガしないように気を付けます。

 

 

ということで、今日はキムチ鍋!!

丁寧な暮らしなんてくそくらえ!

実家から持ってきたレモンでハイボール作るからな!まってろ豚小間肉