頭8分目ぐらいで考えてます

出稼ぎのために人間に化けてる狐だと思って、社会で暮らしてます。

アルフレッド・シスレー展「ワタシ的楽しみかた」

 

いってきました!練馬区中村橋駅

都内の冷たさを一切感じさせない、生活感溢れる街並みと駅スグのパチンコ屋にほっとしました。

いい街!

 

中学時代は美術部だったのですが、マンガ絵ばかり描いていたワタクシ。

美術の「び」の字も触れずに23歳になっておりました。

「○○展やってるんだけど、一緒にいく?」と

デートに誘う口実として教養高めな女アピールの為に美術展を使用してきました。

(実際行ってみても、楽しみかたがいまいちわからず。)

美術部出身のくせに、博物館の実験コーナーで子供と一緒にはしゃぐ系女でございました。

 

ところが入院中にツイッターをむさぼるように見ておりまして

なんとなくフォローしていた「名画コレクション(@vocazunoreb)」の中から

『なんとなく好きな絵や画家』というものがわかってきました。

美術とか、古典芸術って格式高いイメージばかり先行しちゃって楽しみ方がわからないっていたのですが

「あ、この洋服かわい~」「このブランド好きなの~」ぐらいのゆるい気持ちで楽しんでいいんだっということに気づきました。

詳しく語れるか?と言われたら、ぐぬぬ。です。

 

そして名画コレクションのなかでもお気に入りだった「アルフレッド・シスレー」の展示が練馬で行われていたので行ってみたのでした。

(序論終わり)

 

 

前日はディズニーランドに行くよりもワクワクしていた私。

美術ビギナーの私にとって、「初めて有名人に生で会える」ような感覚ですから。そりゃギンギンですよ。

 

入場してすぐ

「マントからショワジ=ル=ロワへの道」とご対面。

来る前から好きだった絵に、いのいちばんに会えてしまって拍子抜け&感動。

ちょっと泣きそうになる。

「ずっと応援してました~!がんばってください!」といって握手を求めたい気分。

名前を覚えるのが苦手な私は、なんでも適当にあだ名をつけて覚える癖があるのですが

この絵についても名前が覚えられないので、あだ名をつけました。

 

『見ていると心がピョンピョンすきっぷしたくなるように楽しい気分になる』ところから

命名:ピョンピョン丸(五郎丸ブームに乗った)

 

なんだかんだ、展示を一周した後もピョンピョン丸の前に戻ってしばらく眺めていました。

 

これは私の妄想なのだけど

シスレーはきっと夏が好き。

あんな風に夏を切り取れるんだもの。

でも肖像写真見る限りでは、ぶっきらぼうなおじさんだから夏が来たことに素直にテンションがあげられないの。

でも心では「うひょー、夏きたー!セーヌ川であそびたいねー!」と思いながら

黙々と、絵をかいていたのでしょう。かわいい。(妄想)

そしてきっと、木がはげちゃう季節になるとおセンチになる。

冬の絵がなんとなく寂しい印象を受けたから。

 

「風景画より、写真の方が忠実じゃん。意味わからん」と思っていた美術部時代のわたくし。

どうしてその場面を切り取ろうとしたのか、どうしてこんな風に描いたのかを想像するのを楽しむ。ということを知りました。

「何時間でも観れる。」と思っている人たちも、頭の中はこんなくだらない妄想ばかりなのかな?

 

絵を観ながら、描いてる作者を妄想する。

それを私としては一緒に来ている人に伝えてはしゃぎたかったのですが

美術館って、あまりにも静か。静かさが、「関わりにくさ」を感じさせるのではないのかしら。

お気に入りの絵の前で、どこが好きなのかウィンドウショッピングを楽しむ感覚でお友達と一緒に楽しめたら最高なのに。

ピョンピョン丸の前で、コーヒーとドーナツが食べれたらどれだけ幸せなことでしょうか。ミスドだったら最高です。コーヒーおかわり無料だからね。

 

美術ビギナー

こんな感じで楽しんでいきたいと思います。

美術館に来ていたおばさまおじさま、THE美大生みたいな女子大生とかは

どうやって楽しんでいるのか気になるこの頃。

 

 

あ、ピョンピョン丸のポストカード買いました。

部屋に飾って、ポストカードを眺めながらところてんを食べました。

 

ピョンピョン